本條秀咲(家元:本條秀太郎)が
熊本県菊池市旭志を中心に、
小学生からシニアまで幅広く
三味線を教えています。

講師紹介

はじめまして。本條秀咲(ほんじょうひでさき)と申します。
山鹿市鹿央町生まれの午年です。
祖父母の影響で、時代劇が好きになり、大学では古文書解読に励みました。
タイに短期留学した際、日本のことを聞かれても、何も答えられない自分に愕然としました。
就職活動もしないで実家に戻り、たまたま山鹿灯籠踊り保存会の事務局の臨時職員となり、踊り手として、保存会に入会しました。
その活動の中で、山鹿温泉祭で三味線を弾きながら練り歩く人を募集され、「ちょっとやってみようかな」と思ったのが、この道に入るきっかけです。その時、保存会の地方(唄、三味線、笛、鳴り物)の指導をされていた師匠(本條秀美先生)と巡り合い、20年が経とうとしています。
今でも引き続き三味線・唄の指導をしていただいております。

教室では、「最初が肝心」、三味線の取り扱い、姿勢、バチの持ち方など、基本的なことを大事に教えています。譜面の読み方を覚えたら、知らない曲でも弾けるようになるのが目標です。
発表会などでは、着物を着て演奏します。着物を着る、また、着付けの勉強にもなる、いい機会です。みんなで合奏すると、達成感があります。

みなさん、ぜひ、日本の伝統文化である三味線を始めてみませんか。

参考:本條流ホームページ(東京)

師匠・本條秀美先生のご紹介

本條秀咲の師匠である本條秀美先生は、NHK大河ドラマ「徳川慶喜」や「元禄繚乱」にて演奏するなど多数の実績がございます。

熊本市で教室を開いておられ、発表会や文化祭などへ参加させていただいています。
詳しくは先生のホームページをご覧ください。

本條流について

本條流とは俚奏楽を流儀曲としています。

俚奏楽の普及・発展のために古典音楽としての「端唄」を始めとし、民俗歌謡曲としての「民謡」、そして伝統的現代的三味線の奏法などを学びます。

三味線音楽を学び、人々との交流を通じて心の豊かさを高めていくことができます。

俚奏楽 -りそうがく-

本條流家元の本條秀太郎が昭和期に成立した三味線を主体とした新邦楽の一種。
かつて民謡が俚謡と呼ばれていたことに基いています。
現代的解釈と創造を加え、消えてしまいそうな民謡曲を作品の中に発展した形で継承していくことを目的としています。

地唄 -じうた-

その土地それぞれの俗謡の総称。
家庭内や座敷で演奏され、江戸では上方唄(かみがたうた)とも称した。
音楽的には三味線音楽の中でも技巧的であり、器楽的な特徴を持つ曲が非常に多い。

端唄 -はうた-

地唄の一種で、江戸後期から幕末にかけて江戸で流行した三味線伴奏の小編歌曲。
1分ないし3分程度の長さで長唄、浄瑠璃に属さず、また民謡でない歌曲に対する名称。